トヨタモビリティパーツに学ぶ、現場DXの最前線——ギックスと共同開発したAI整備見積もりシステム

トヨタ純正部品を中心に、他メーカーの定期交換部品や用品販売店「ジェームス」のフランチャイズ展開など、多角的な事業を展開してきたトヨタモビリティパーツ(TMP)。TMPが、データインフォームドな業務改革を支援する株式会社ギックスとタッグを組んで開発したのが、AIを活用した「AI整備見積もりシステム(T’aime )」だ。車両の年式や走行距離などを入力するだけで、AIが約80項目の整備内容を診断し、部品交換・整備の必要性を示す「AI診断書」を出力。これにより、自動車ディーラーや整備工場は、顧客への提案から整備計画までをデータインフォームドに行えるようになる。本記事では、このプロジェクトに参加したトヨタモビリティパーツの松山智亮氏と水谷友昭氏、ギックスの大慶哲也氏へのインタビューをもとに、この革新的な取り組みが生まれた背景と狙い、そしてデジタル化が進んでいないさまざまな業務現場のDXをいかに後押しするのか、その実態と展望を紐解いていく。

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