なぜ創業100年を超えるものづくり企業は「構造的無能化」を避けられたのか──宇田川准教授が秘訣に迫る

2024年6月、埼玉大学の宇田川元一准教授の3冊目の著書『企業変革のジレンマ──「構造的無能化」はなぜ起きるのか』(日本経済出版社)が刊行された。本書では、多くの成熟した企業が陥る緩やかだが確実な衰退を「慢性疾患」状態とみなし、そこから抜け出せない理由を「構造的無能化」のメカニズムで説明している。今回、著者の宇田川氏と鼎談を行うのは、創業100年を超える企業でありながら、「構造的無能化」を免れて成長を続けてきた株式会社ヨコオの深川浩一氏(SCI本部コーポレート・セクレタリー部 コーポレートアドバイザー)と、坂田毅氏(執行役員常務 技術本部 副本部長 兼 VCCS技術統括部長 兼 プラットフォーム事業推進部長 兼 人財育成センター長)だ。同社が100年にわたって新陳代謝を続けて来られたのはなぜなのか。3人の対話によりそのエッセンスが明らかになる。

コメントなし

さらに読む