「基礎研究で勝ち、ビジネスで負ける」を回避する。政府が描く量子エコシステム構築の道筋

量子技術は、量子コンピュータ、量子暗号通信、量子センサといった多様な応用分野を持ち、AIに次ぐ国家的優先課題として注目されています。計算能力の飛躍的向上によって社会の構造そのものを変える可能性を秘めており、インターネット黎明期に匹敵する変革の波は、材料開発をはじめ多様な分野に及ぶだろう。佐藤彰洋氏(内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 政策企画調査官)は、IHIで25年以上材料開発と研究マネジメントを手がけた後、内閣府へ異動し、政府の量子関連施策の推進を担ってきた。2030年に1,000万人の利用者、50兆円規模の生産額、ユニコーン企業の創出を目指す国家戦略は、どのように構想され、実行されようとしているのか。デロイト トーマツ グループで量子技術統括を務める寺部雅能氏が話を伺った。

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