IPO後の再成長に存在する企業変革のジレンマ──宇田川准教授と語る、戦略とMVVが連動する対話的変革

埼玉大学の宇田川元一准教授は、2024年6月に3冊目の著書『企業変革のジレンマ──「構造的無能化」はなぜ起きるのか』(日本経済出版社)を刊行した。本書で提唱される「構造的無能化」のメカニズムは、歴史ある大企業だけでなく上場後のスタートアップの停滞を説明するのにも有効だ。今回は、株式会社kubell(2024年7月にChatwork株式会社から社名変更)の桐谷豪氏(執行役員 兼 インキュベーションディビジョン長)を迎えて対談を行った。2019年の上場後、中小企業向けSaaSの筆頭であり60万社(2024年9月末時点)が利用するビジネスチャット「Chatwork」を抱えながら、その地位に安住せず多角化に向けてアクセルを踏み込むことができたのはなぜなのか。議論の中からは、同社の戦略策定のレベルの高さと、それを社員一人ひとりに落とし込む習慣の独自性が見えてきた。

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