日本企業がグローバル戦略で遅れを取るのは、インテリジェンスを戦略資源にしないためだ

4月6日放送のNHKスペシャル「トランプ流“ディール” 日本企業・激震の舞台裏」は、トランプ政権が打ち出す予測不可能な政策に企業のインテリジェンス担当者が対応する生々しい現場が取り上げられた。番組の中で新浪剛史サントリー最高経営責任者は、「『最後はアメリカが何とかしてくれる』という発想が成り立たない時代を迎える中で、企業経営をしていく難しさを感じています。だからこそ、インテリジェンスなのです。(中略)時代の転換点を迎える世界で、真のグローバル企業になるためには、インテリジェンス活動をもっと進化させなければならないと思っています」と語っている。これほどの重要性に比して、企業インテリジェンスの実務書がなかったが、このたび刊行された『企業インテリジェンス』は、その穴を埋めるものとなっている。日本におけるインテリジェンス研究の第一人者・上田篤盛氏に、本著の書評を寄稿していただいた。

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